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事業の概況
 当社は昭和40年の創業以来、タンク製造及び配管等の溶接事業を主な事業としておりましたが、平成9年9月、当社代表取締役社長である前田俊一が経営していたオートバイのレース用部品製造を主たる事業とする個人企業“T’s M’sR&D”の事業を当社が引継ぎ、R&D事業部を設置いたしました。当社ではR&D事業部の設置を起点として精密加工部品を製造する切削加工事業へ転換いたしました。
 当社では、その後、オートバイのレース用部品、発電所用蒸気タービン部品、防衛庁向け部品、医療装置部品、産業用ロボット部品、半導体製造装置関連部品、液晶製造装置関連部品及び太陽電池製造装置関連部品へ展開してまいりました。その過程において、複雑形状品の加工ノウハウ、歪みを出しにくい加工ノウハウ、キズの少ない高品位加工ノウハウ、高速加工による時間短縮ノウハウ、小径穴あけに関するノウハウなど多岐にわたる加工ノウハウを蓄積してまいりました。当社は、これらの加工ノウハウに従来から保有しているアルミ溶接やチタン溶接などの特殊溶接技術を加味して部品製造を行っております。また、平成15年12月以降、大型の門型マシニングセンタ(※1)を中心に設備投資を行うことで、大型化する液晶製造装置関連部品への対応を強化しております。

事業系統図


製品分野
(1)液晶製造装置関連部品
用途: 液晶パネル製造装置及び検査装置を構成する部品です。
特徴: チャンバーと呼ばれる耐真空容器や電極と呼ばれるチャンバー内蔵物を製造しております。これらの部品は部品サイズが大きく(第8世代(※2)のチャンバーでは大きさは、約3.3m角×高さ約1mであります。)、形状が複雑で非常に歪み易く、かつ厳しい平面度が要求されるアルミ製部品です。

(2)半導体製造装置関連部品
用途: 半導体製造装置及び検査装置を構成する部品です。
特徴: 半導体関連製造装置部品は、製造装置及び検査装置を構成する部品の中でも形状が複雑で非常に歪み易い部品、微細な傷さえも許容されない高品位な部品、高い平面度が要求されるアルミ他多種金属部品です。

(3)太陽電池製造装置関連部品
用途: 太陽電池パネルの製造装置を構成する部品です。
特徴: 太陽電池パネル製造工程の中でもCVD工程(薄い金属膜を基板上に生成する工程)に使われる部品であり、複雑な形状をしております。当該部品製造には、電子ビーム溶接や切削加工及び表面処理の工程など複数の工程が必要であり、幅広い加工ノウハウが必要とされるアルミ製部品です。

(4)その他の分野
用途: オートバイのレース用部品、光学分野(カメラ・顕微鏡)・医療装置などの産業用装置部品、水質浄化装置部品などを製造しております。
特徴: 各分野の最終製品を構成する部品の中でも、複雑な形状や高い平面度が必要であるなど歪みの少なさが要求される部品、あるいは溶接や表面処理を含む多工程が必要な部品などで、アルミ他各種金属製の部品です。

製品分野


安定的生産の取り組み
 液晶製造装置用及び太陽電池製造装置用の消耗部品の受注にも注力しており、当該業界の設備投資動向に左右されにくい生産体制の構築に取り組んでおります。


生産拠点及び製造設備
 鹿児島県出水市に生産拠点が2ヶ所あり、平成18年10月31日現在マシニングセンタ19台、NC旋盤(※3)6台及びその他6台の合計31台の切削機械装置及びCAD/CAM(※4)21台を保有しております。 製品分野


製造技術・ノウハウ
 当社は、現在までの多分野の部品製造によって蓄積された切削手順に関するノウハウ並びにCAD/CAMにデータとして蓄積された使用工具種類、切削回転数及び切削速度等に関する切削条件ノウハウを使用することにより、マシニングセンタ及びNC旋盤等の切削機械装置で効率的な各種部品製造を行っております。
 また、当社では、CAD/CAMの活用によりプログラミング時間を短縮するとともに、最高毎分20,000回転という高速・高精度マシニングセンタ群を駆使することにより、高速切削と高能率加工が可能であります。
製造技術・ノウハウ


生産面の特徴
 当社が特に得意とする分野は、歪みがあってはならない部品、複雑な形状をした部品、高い精度を要求される大型部品、技術的に難易度の高い部品などであります。当社ではアジア諸国など海外での部品調達に優位性があると思われる量産品や難易度の低い部品の製造は行っておりません。高度な技術力を必要としたり、海外調達では納期対応が出来ない部品であったりする精密加工部品のみを製造しております。現在、当社が製造する主な精密加工部品は、液晶及び半導体等の製造装置に組み込まれ、製造装置メーカーを通じて第7世代及び第8世代(※2)といわれる大型ガラス基板を使った液晶製造工場及び半導体工場等に納品されております。


※1 マシニングセンタ … 自動工具交換機能を持ち、回転する工具によって工作物を切削する工作機械。
※2 第7世代 ………… 約1,800mm×2,200mmのサイズのガラス基板。
  第8世代 ………… 約2,200mm×2,500mmのサイズのガラス基板。
ガラス基板用のマザーガラスのサイズが年々大きくなっており、おおよその大きさを世代で表現しております。
※3 NC旋盤 ………… 旋盤は、回転している材料に刃物を当てて、円柱や円筒形状の部品を削る工作機械です。NC旋盤の“NC”とは、“Numerical Control(数値制御)”の略であり、数値制御によって操作される旋盤であります。
※4 CAD/CAM …… Computer Aided Design / Computer Aided Manufacturing の略であり、設計/生産活動のためのプログラムをコンピュータにより支援するものです。2.5次元CAD/CAMでは、平面図に高さの情報を加えるだけで簡単な立体表示・加工プログラミングを行うことができます。3次元CAD/CAMでは、複雑な3次元形状の製品の回転表示や加工プログラミングを行うことができます。


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